円城寺家のイケメン探偵 ~脅迫状に込められた思い~
暴かれた悲しい真実
円城寺家の楽しいお泊まり会から一転。


そこにはとても重苦しい空気が流れていた。


凛音と私は、この事件を「終わらせる」ため、ある人物と会った。


優愛高校演劇部の部室。


今日は…


練習は中止になった。


『どうしたんですか?赤田さんに練習を中止させて、私を呼び出すなんて。新聞記者さんにそんな権利あるんですか?』


先生の顔は怒りに満ちていた。


『先生…まずは謝らないといけないことが…』


『え?』


『僕は新聞記者の山田ではなく、探偵をしています円城寺 凛音と言います』


『私は、その助手の伊藤 紬と言います』


『探偵?助手?いったいどういうことですか?』


『教頭先生には了解を得ています。新聞記者と嘘を言って演劇部に送られて来た脅迫状について調べていたんです。その点については謝ります…ただ、先生。あなたも…話すべきことがありますよね?』
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