私の…手…! プロポーズは大好きな花に囲まれて。

 『でも社長が花ですか?』

俺が花を見ていたらおかしいか?

『いえ、私が言いたいのは花の先の誰を見ているのかと、高久工業のことは心配しておりません。もう一つのほうが少々心配ですが』


  なんて事を言うんだよ。

右手で額を押さえながら溜息一つ。


 『りんどうですね、花言葉はご存知で?花言葉は勝利です、縁起がいいですね』と社長と言いながら竹井はニット俺を見て時計を確認する。


  では、時間です。



 俺はネクタイに指をかけ、気持ちを引き締める。



「行こう」我社の未来へ





 週末は彼女の笑顔に会いに行こう。
< 24 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop