きらめく星と沈黙の月
「だから、大丈夫。神様はちゃんと見てくれてるよ」
「…だといいけど」
「もうっ。ネガティブになったってしょうがないでしょ?ポジティブになりなよ」
エースがそんなじゃ通る選考も落ちてしまう。
「…そうだよなー。ずっと自分でも思ってんだ。ポジティブに考えれるようになんないとって。でも、楽観的に考えるのが怖くて、結局ネガティブになる」
碧らしいな…。
碧の数少ない弱点。
「慎重なのはいいことだと思うよ。でもまぁ、選考会みたいに自力じゃどうにもならないことに関しては楽観視してもいいんじゃない?ねっ?」
その方が心が楽だ。
私だってポジティブな性格だとは言えないけどさ…。
大雅を見てると、人生ポジティブに限るなって思うんだ。
「ありがとな、桜子」
ありがとう、は私のセリフだよ。
私のことを頼ってくれてありがとう。
頼りない幼なじみだけど…ずっと側にいるからね。
ぎゅ…
右手に感じる温もりを逃さないよう、そっと私も握り返す。
碧は、満足したかのようにあっという間に眠りについたのだった。
「…だといいけど」
「もうっ。ネガティブになったってしょうがないでしょ?ポジティブになりなよ」
エースがそんなじゃ通る選考も落ちてしまう。
「…そうだよなー。ずっと自分でも思ってんだ。ポジティブに考えれるようになんないとって。でも、楽観的に考えるのが怖くて、結局ネガティブになる」
碧らしいな…。
碧の数少ない弱点。
「慎重なのはいいことだと思うよ。でもまぁ、選考会みたいに自力じゃどうにもならないことに関しては楽観視してもいいんじゃない?ねっ?」
その方が心が楽だ。
私だってポジティブな性格だとは言えないけどさ…。
大雅を見てると、人生ポジティブに限るなって思うんだ。
「ありがとな、桜子」
ありがとう、は私のセリフだよ。
私のことを頼ってくれてありがとう。
頼りない幼なじみだけど…ずっと側にいるからね。
ぎゅ…
右手に感じる温もりを逃さないよう、そっと私も握り返す。
碧は、満足したかのようにあっという間に眠りについたのだった。