「ねー、見た?真宮さんのこと」

「見た見た!今日もクール!んでもってかっこいい〜っ」


後ろから聞こえてくる女性2人の会話に大きく頷ける。なんならその会話に入ってもっと共感し合いたいほど。

でもそこはグッと我慢。


「でも珍しく少し寝癖ついてなかった?」

「え〜それは見逃した」


なに!!?寝癖!?
それはわたしも見逃している!
後でじっくり見なくては…。

うーっ!本当なら今すぐにでも見に行きたいところだけど。行けない。終わらない。


「ちょっと!さっきから手止まってるんだけど?」

トントンとデスクを叩かれる。

「だってぇ寝癖が〜!」


そのままデスクにうなだれると

「寝癖?ついてないよ?」

と髪を触られる。