今日も君に恋焦がれる
「七瀬先輩また食べないんですか?」



お弁当を持ってきていた小野ちゃんが後ろから声をかけてきた。



「うん。最近食欲なくて…」


「ずっと体調崩してますもんね。大丈夫ですか?最近顔色も悪いですし、それに痩せましたよね?」



痩せた?それは嬉しいっ!



「でもちゃんと食べないと倒れちゃいますよ?」



そう言うと小野ちゃんは、「これ自信作です!」と卵焼きを差し出してきてくれた。


その卵焼きを見た瞬間だった。



「…うっ!…ちょっとトイレ」



なぜか卵焼きの匂いに吐き気が襲った。


本当にわたしの体どうしたんだろう?
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