今日も君に恋焦がれる
「俺、今から外出るからなんか食べない?」



うわぁ…行きたいな。葵くんとご飯なんて行きたいに決まってる!!でも行けないし、そもそも今は食べられない…。



「ごめん。急いでるから」



そのタイミングでエレベーターが開き、歩き出すと後を追ってきた葵くん。



「胡桃先輩っ」



と腕を掴まれ立ち止まる。


そのままクルッと振り向かされた。



「ねぇ、俺ちゃんと話しがしたい」



こんな間近で葵くんを見たのはいつぶりだっけ?久しぶりだな。


一気に心臓が加速する。



「もう話すことなんてないから…離して?」
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