マンションに帰りつき、増見が夕食を準備している間、桔梗はソファで天聖からキス責めを受けていた。
「んっ…天聖さん……くすぐったいです…」
「ダメ、逃げないで?
もう…親父に会わないでね…」
「はい。
でも、よくわかりましたね。
私が、お父様と会ってること」
「あー親父の部下に聞いた。
あと、これ…受け取ってくれる?」
そう言って、天聖は桔梗の首にネックレスをつけた。

「え?ネックレス?」
「うん、これも絶対外さないでね!」
「ピアスも貰ったのに、ネックレスまで……」
「ピアスは俺の自己満だし、これはほんとにプレゼント!俺の恋人になってくれた、お礼」
「綺麗…ありがとうございます!
私も今度、何かプレゼントさせて下さい!」
桔梗はネックレスを嬉しそうに眺めて、天聖に向き直り微笑んだ。
「んー気持ちは凄く嬉しいけど、十分だよ。
俺は桔梗の全てを貰ったんだから、これ以上何も望まない」
頬を撫でて、微笑む天聖だった。

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「………とは言われたけど、やっぱお返ししたい!」
桔梗は次の日の仕事終わりに、デパートに来ていた。

「でも、何を贈れば……」
色々見て回るが、なかなかしっくりこない。
「やっぱ、ネクタイとかが無難かな~?
それなら、沢山あっても困らないよね……」
「何をお探しですか?」
店員の男性に声をかけられた。

「あ、まだ決めてなくて……」
「こちらのネクタイピンとカウスボタンのセットはどうですか?少しお値段はりますが、一番人気ですよ」
「へぇーおいくらですか?」
「こちらで、99,800円です」
「じゅ、10万円!!?
すみません、それはちょっと……
いや、でも…天聖さんだもんな……」