冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~

妻ではなく家政婦になります

翌朝から家政婦スタート。

響さんに朝食を出すため早く起きる。
とは言ってもいつも途中でおにぎりを買ってると言ってたので買わずに済むようにおにぎりを3つ作るだけ。
朝はいらないと言っていたけどおにぎりなら楽なので作っておいた。

響さんは私が起きていたことに驚いていたが、慌ただしく支度をしていた。

「玲奈行ってくる」
と声をかけてくれたのでおにぎりを手渡した。

「え?」

「買わなくてもおにぎりでいいなら作りますから。いってらっしゃい。」

「ありがとう。行ってきます。」

まだ流石に早いから洗濯機もまわせない。
私は自分の朝食を済ませ、風呂掃除から始めた。
そろそろ洗濯しようかな、と思い回し始めまた間に掃除機をかけた。
2人で汚す人もいないし、なにより家にいることがないから汚れない。あっという間に掃除が終わる。
洗濯もあっという間にランドリールームに干し終わる。

あーあ、もうすることがなくなっちゃった。

また図書館かなぁ…

でも…ちょっと飽き気味。

私は友達にメールした。
結婚したことは言えないけど…久しぶりに会いたいなぁって思った。
友達の千波は地元の友達で、彼女も上京してきている。
彼女は出版社で働いており、返信はきたが今忙しく当分休日出勤と残業で死にそう、と。
大変だなぁ、でも…いいなぁ。

私も仕事が嫌いなわけじゃなかった。
地味だけど、淡々と仕事してたけど今思うと楽しかった。 

今回辞めなければならなかったので仕方ないが1年後、きちんと働きたいなぁ。

そんなことを思っているとメールが来た。
< 67 / 205 >

この作品をシェア

pagetop