堅物女騎士はオネエな魔術師団長の専属騎士になりました。
3魔術師かく語れり1
――エレノア王城、会議室。


そこには、エレノア王国の第25代国王を筆頭に、国王の政務補佐を務めるリード公爵、第一騎士団から第三騎士団までの団長たち、そして魔術師団団長であるジークウェルトがそれぞれ着席し、会議に臨んでいる。

定期報告会というべきか、その集まりは必ず行われるもので、各団の団長たちはこれまでの公務の内容と提案や改善を報告していくもの。
国王はそう簡単にあちこち動き回ることが出来ないため、この会議は必然のものとなっている。


「……であるため、我が第二騎士団としましては……」

レオンハルトが淡々と、かつ長々と国王へ発言しているのを、ジークウェルトは頬杖をつきながらつまらなそうに聞いている。

(相変わらず話が長いのよねぇ)

国王を前にその態度は極めて無礼なものであるが、ジークウェルトは咎められることはない。
それどころかジークウェルトだけ国王へ普段と変わらぬ口調で会話が出来る、唯一の人物でもあるのだ。

国王は御年40歳。
ジークウェルトよりもひとまわり以上年が離れているにも関わらずだ。

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