あたしはセブンー秘密の花園ー
SF小説枝編〜貴婦人マリア〜
SF小説枝編〜貴婦人マリア〜

マリア・ルーサンジュは自転をとめた地球で、八百年間を生きてきた。
200年間を化学者として生き、生命の、そして物質のあらゆる根源を突き止めんとした。
のちに彼女は彫刻の仕事を始めた。
100年間を彫刻家として生きてきた。その彫刻は地球の諸都市、軌道空間のコロニー、月や木星圏の都市などに置かれた。
評判はなかなかのものであった。
さらに彼女は小説家として50年間を過ごし、企業家としても200年間を過ごした。
そして、農学者として再び化学者となった。

フラスコで物質が循環されていく。
二酸化炭素を植物が吸収しているのである。

都市は白いドームで覆われていた。
地球はエネルギーバリアで太陽光を遮蔽していた。

その地には数少ない人類の都市があった。
貴婦人マリアは化学者である。
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