黒王子からの甘すぎる溺愛

運命の席替え


いつの間にか鳴いていたはずのセミの声は聞こえなくなり、季節は秋になった。


久々の学校。


「葵おはよ!」


「おはよう」


わ〜葵髪伸びてる!


肩に付くぐらい伸びていて、今までとは少し違う感じ。


「っていうかあんた、スタジオ遊びに行ったんだって?」


実はわたしがスタジオにお邪魔した日、葵にメールしたの。


「そうだよ。もう大変だったんだから!」


そういえば、なになに?と興味津々の葵。
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