黒王子からの甘すぎる溺愛

5年後の約束



そしてその時がやってきた。


クリスマスから3日後。


最後は笑顔で見送るって決めたから、顔を何回も洗って喝を入れてきた。


思ってたよりも離陸まで時間がない。


いまは空港で、そろそろ離陸する時間。


Lineの3人とマネージャーの川村さん、そしてそのほかの関係者たちがアメリカへと飛び立つ。


これは極秘情報でぜったいに口外してはいけない。


それなのに、私に教えてくれた。


「じゃあそろそろ行くけど、待ってられる?」
< 354 / 371 >

この作品をシェア

pagetop