昭和40年代後半……東京は下町、某所の古書店に一人の少女がいた。名は天城朔。大きな眼鏡をかけた店員で、一見すると平凡な人物ではあるが、抜群の推理力を持っていた。彼女は近所や旅先で起きた事件を次々と解決していく。

 第一話の舞台は老舗の漢方薬店、養老屋。

 老店主の剛造が何者かに殺害されたのである。

 事件当夜、夢遊病の発作を起こした剛造の孫娘、法子は事件に関与しているのか? 前後の状況からして、財産分与の問題で不利益を被る可能性があったのははっきりしているが……朔の推理はいかに?

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