桜が舞い、君に出逢う。

ダブルデート

でもある日、悲劇が...

いえ、悲劇ではないけれど。

「花恋!お願いします!」

今、土下座する勢いで体を90度以上曲げた

めいにお願いをされている。

「ごめんなさい、めい。私だって断りたくて断っているわけじゃないのよ。」

「う〜、それはわかってるけど〜。そこを何とか〜!」

めいは瞳に涙を浮かべながら私に頼み込む。
< 175 / 300 >

この作品をシェア

pagetop