御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
プロローグ
「ンッ、ハァ……」艶っぽい声が響く部屋。


 高級ホテルの最上階のスイートルーム。


「アッ……」無意識に洩れる喘ぎ声。


 その声に煽られ更に激しくなる行為。


 男性の額からは汗が流れ落ちる。


 どれ程の時間、揺さぶられ続けているのか…


 女性は酔から意識が朦朧としたままだが、身体は素直に快感へと変わる。


「真琴、俺を覚えておけよ」セクシーなバリトンボイスで紡がれた言葉。


 が、真琴と呼ばれた女性の耳には届いていない……。



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