御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
ハッピーウエディング
 真琴の眠気がドバイに来てから続いているため、お医者様に診てもらうことになった。それ以外の症状が全くないので、仁や春樹に心配されなかったら受診もしなかっただろう。

 海外で診察を受ける不安を軽減するため、城之内リゾートの医師が別荘まで来てくれた。

「こんにちは!」

 ぽっちゃり体型の明るい女医さんがやってきた。

「こんにちは。よろしくお願いします」

「緊張しない。私、リンダよ」

「あっ、月野真琴です」

「アナタが、JJのフィアンセね!会えるのを楽しみにしてたの!マコトでいい?」

「はい」

「マコト、早速質問させて」

 テキパキと何点か質問された。

 そして、ウンウンと何かに納得した後、「コレに尿を入れてトイレに置いてきて」と紙コップを渡される。

「は、はあ」

 リンダの勢いに押されっぱなしだが、不思議と安心できる。真琴がトイレを出たのと入れ替わりに、リンダが入り数分して戻ってきた。



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