俺のボディガードは陰陽師。〜第六幕・相の証明〜

心当たりなんて微塵もなく、首を傾げる。

陣内は「別にいーじゃん。俺なんてまだ大会真っ最中だから坊主だし」と、宥めてくるが。

こんなチャラっとした部分金髪、学祭で浮かれてる疑惑が浮上したら恥ずかしいだろ。浮かれてもいないのに。ダメ。ダメだ。

鏡を見ながら、必死で髪をくしゃくしゃとして散らせばわかりづらくなったので、まあこれでいいかと妥協はした。

帰ったら、忠晴に相談しよ。

……しかし、これが【夢殿】覚醒による弊害だと気付くのは、だいぶ後の話になる。




暦ももう七月。

校内は既に到来した暑い夏のせいか、学祭という大イベントが近付いているからか、日に日に活気が増していく。

俗に言う、浮き足立ってる。浮かれているという雰囲気だ。




俺はというと……サッカー部も取り敢えずインターハイ出場決めたので、一区切り。

だからって、学祭に浮かれてるわけじゃないけども。

ちなみに、陣内の野球部はただいま支部予選の真っ最中。勝ち進めば南北海道大会と、まだまだ試合はあるらしいので「サッカー部は早くケリがついていいなー」と、羨ましがられている。
< 110 / 515 >

この作品をシェア

pagetop