そして4月のうららかな日、ハルカが生まれた。
 初めての出産も育児も大変だったが、夫は協力的で優しかった。
 ただ、この頃からほかの女の影が見え隠れするようになった。
 私の妊娠中に遊んでいた名残か、進行形で何かあるのか、それを追及するには心身ともに疲れていたので、放置せざるを得なかった。

 その3年後の6月にナツキを授かるが、彼女を出産した後、だんだんと様子がおかしくなってきたように思う。
 ナツキはハルカより体が弱く、手がかかりがちだったが、「2人目だから楽なものだろう?」と言われ、協力も助力も期待できない状態になっていた。

 それだけならまだしも、私の行動への過干渉、ちょっとした種で大輪の疑惑の花を咲かせたような「浮気しているのか?」攻撃、身体的な暴力が出るようになったのもこの頃だ。
 一方で、女性の影の隠し方も雑になった。完璧に(わたし)を軽んじ、なめきっていたのだと思う。