「君…僕が少し甘い顔を見せると、すぐ調子乗るよね?」
「いったい何の話ですか?」
「とぼけないで。君は男なしじゃいられないんだよね?
 僕も悪かったね。ここのところ抱いてやれなくて…」
「や…あ…」

 夫は私をリビングの壁際に追い詰めた。
 かみつくようにキスをした後、ソファまで引きずって押し倒した。
 どこも見ていないような胡乱な目で私を見据え、上に覆いかぶさる。

 娘たちは既に登校していて不在だ。
 彼もそろそろ出勤の時間だが、ズボンと下着だけ脱ぎ、片方の手で私の乳首を、もう片方の手で股間をまさぐり、前戯もそこそこに…する。私の下着は少しずらすだけで脱がせはない。
 ただでさえ全くその気のない私には苦痛だし、下着も傷むので、本当は勘弁してほしい。