劇薬博士の溺愛処方

 求められて応じて、自分がナカで達する前に彼だけが達してしまう。
 身体の相性は抜群で、抜群ゆえに、彼はすぐに達してしまう。
 その後、申し訳なさそうに愛撫をしてくれたが、吐精を終えた琉のナニは、既に賢者と化していた。

 ……精力剤でしょっぱなからエンジンをかけすぎたのが敗因かもしれない。
 未だに上着を来たまま下半身だけ露出してあわてふためく間抜けな琉を前に、三葉ははぁと溜め息をつき、そっぽを向く。


「もう知りませんっ! 琉先生の……早漏っ!」
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