【完】ふたごのイケメン兄弟は、過保護にわたしを溺愛中!
◆宿泊学習は大盛り上がりです
「わぁ、空気が美味しい!」


「よかったね、天気よくて」


バスを降りた瞬間、夏帆ちゃんと二人で空を見上げる。


今日は宿泊学習初日。今日から私たちはこの都心から少し離れた別荘地で2泊3日自然と触れ合いながら過ごす予定なんだけど、幸いにも天気に恵まれたので、すごくホッとしていた。


ほとんどの活動は外で行うから、雨だったら大変だもんね。


「宿に荷物を置いたらグループに分かれてここに集合するように」


先生の指示通り、とりあえず宿泊施設に荷物を置いた私たちは、グループで集まることに。


グループのメンバーは、私と夏帆ちゃんと九条兄弟の4人だから、これまた顔見知りばかりでとっても心強い。


しかも、このあとは謎解きラリーという山歩きのイベントがあるみたいなので、クイズや謎解きが得意な眞白くんが同じグループにいるのは、とっても頼もしかった。


眞白くん自身も張り切ってるみたいだし。



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