ほら、やっぱり愛してる . 〜 ヤクザの彼と私の物語 〜

爆弾発言




- 30分後



『 落ち着いたか ? 』

「 っ はい 、 ごめんなさい 、」

『 謝んな 。 … 和真 ! ちょっとこい ! 』

初めに座っていた椅子に座り 、 ある人を呼んだ

[ はいはーい 、 ]

「 … え 、 和真 、? 」

声のする方を見ると
さっきまで一緒にいて 私が腕を掴んでいたあの女の子 がいた 。


[ … はは 、 心外だなあ 。 僕は男だよ 〜 ? 笑 ]


私の反応を見て 私の勘違いに気付いたらしい。


「 〜〜 、っ ごめんなさい !! 」


『 なんだ 急に ? 』


[ さあ ? 笑 … それで どうします ? ]

東雲さんは 一気に真剣な表情になった。
切り替えの速さに少しドキッとしてしまった 。

[ さっき殺した奴らはどこの組にも属してませんでした。]

『 だろうな 。 せいぜい下っ端の奴らだ 。いくらでも隠蔽する方法はある 。
ただ首謀者はもう分かってる 』

[ やっぱり逢坂組の奴らっすか? ]

『 ああ、 親父はあいつらにとって都合の悪い存在だった。 』

〖 なぜ親父が殺されたのか、さっきも言ったように、それを知る手掛かりが 愛莉、お前だ 。 〗



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