ソウ様からの幸せ
出会い.2

ソウ「おっともう着替えたんだな」
絃「もう1個聞きたいんだけど、お母さんに会える?」
ソウ「無理……なんだ…」
凄く申し訳なさそうに、言う。
絃「そうなんだ…」
ソウ「もう一回会いたかったな…」
ソウ「ほんとうにごめん。だけど俺の夢は、亡くなった人に会えることなんだ…だからいつかその夢が叶ったら。その時は」
絃「ありがとう………」

水神様「おや、もういいかい?」
絃「はい。」

こうして儀式は終わった。
あっという間だったような。
少し今でも息苦しいような。
直に山々にある川の水になったような
清々しい気分になっていた。

着替える為に違う部屋まで歩いている
絃「私って何処に住むの?」
ソウ「勿論。俺の屋敷」
絃「何処にあるの?」
ソウ「直ぐ近くだよ」
絃「っていうか、私住むだけで何も出来ないの?」
ソウ「働く必要はないが、手伝うことは出来る。あと屋敷に図書館があるから本も読めるぞ」
絃「え!ほんと!?」
実は絃は本が大好き、読書家である
ソウ「なんだ?本好きなのか?」
絃「うん!」
ソウは絃の笑顔が見れて、安心した様子だった
絃「色々とありがとう…なんで私を救ってくれたの?」
ソウ「やっぱり、今まで見てきた人だからかな。だけど…………」
絃「だけど………?」
ソウ「いや、なんでもない」
何か真っ黒な不思議な所に手を染めそうだったから絃はこれ以上聞くのは止めた。
絃「ねぇ、この桜の木って凄い綺麗だね」
ソウ「水神様の命の欠片が入っているからな」
絃「水神様の…命の欠片…?」
ソウ「水神様は言っての通り、神様だ。しかも偉い。だから命の欠片を与えることが認められているんだ。」
絃「そうなの…命の欠片は命を延ばしたりするの?」
ソウ「そこまでとは言わないが、健康体になれるが、寿命には逆らえない。寿命は延びるがな」
絃「ソウは命の欠片は与えれるの?」
ソウ「今の段階では出来ない」
絃「そうなんだ」


ラナ「こーんにちは!冷やかしに来てやったぞ!ほぉ君が絃っていう子なんだね!」
ソウ「ラナいきなり来るのは辞めろって言ってるだろ?」
ラナ「そんなん言ってたっけ〜?」
ソウ「言ってた」
クモ「ラナ何をやっているの……」
ラナ「げっ!クモ…来てたの?」
クモ「ええ、ラナは遊んでたようね」
ラナ「遊んでなんかいないよ〜!失礼だなぁ〜」
クモ「どうせ。新作スイーツが出たやら、新作の服が出たやらで買いに来ただけでしょ」
ラナ「Σ(・ω・;)ギクッ」
クモ「図星ね」
クモ「よぉ、久しぶり。ソウ」
ソウ「久しぶり…」
クモ「あらぁ。この子が絃ちゃん?食べたくなるほど可愛いわ」
絃「……」
ソウ「食べないでくれよな。一応未来の奥さんだから」
クモ「あらぁそうなの。それは失敬、失敬」
使用人「クモ様、ラナ様。雷神様がお呼びです。」
クモ「わかった」
ラナ「りょーかーい」

嵐の様な人達……
クモ「ソウの図書館に行くといいわ」
ボソッと言う
絃「えっ………」
クモは絃の肩をポンっと叩き、口止めをしているようだった
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