りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
第2の酔っ払い
レジからお釣りを取り出して、商品をカウンター越しの客に手渡した。
「ありがとうございましたー」
バイト先のコンビニの中は、冷房がガンガンにきいて半袖だと寒いくらいだ。
店内の時計に目を向ければ、24時を回ろうとしている。
よし。もうすぐ、上がりの時間だ。
丁度、交代のバイトの鈴木がやってきたと同時に電話の音が鳴り響いた。
「原村ー、店長から電話」
「……え、俺?」
電話を受け取った鈴木が、受話器を持ったまま俺の方に手を伸ばす。
何だろう。店長は今日休みで、確か夜はバイトの連中何人かと飲みに行くと言っていたはず。
コイツも参加していたのか。
まずいだろうに、鈴木からもほのかにアルコールの匂いがしている。