「今は貧血もあるし、休めるときにゆっくり休んだほうがいい。」
「ありがとう」
そっと私のお腹に触れながら、雅が穏やかな表情で私を見つめる。

「明日、少しだけ病院に顔出してくる。」
「・・・うん」
夕べ、雅がほとんど眠っていないことを私は知っている。

私の検査結果をみながら夜中まで何かを考えていたことを知っている。

「ごめんな、少し離れることになるけど。なるべく早く帰るから。」
「うん」
「体調がよかったら、これからスーパーに行って必要なものを買ってこようか。冷蔵庫空っぽだし。」
「うん」
雅は夕べ、私の父とも連絡を取っていた。
私からも直接今の状況を両親に話さなければと雅に相談をしたところ、雅は検査結果をもって今後の治療方針を話し合うときに両親を呼ぶことを提案してくれた。