──ところまで妄想して、ケイトは我に返った。

「大丈夫だ。生地は小麦粉でも作れる」

「そうなの? ああ、よかった!」

 ベルが用意するように指示されたのは、小麦粉、かたくり粉、水、塩、油だ。

 祖母に仕込まれているのか、ケイトはそれらを計量することなく、目分量でボウルに入れていく。

 粉類と、少量の塩。

 それらを手でグルグルとよく混ぜたら、今度は水と油を入れて、ダマがなくなるまで泡立て器で混ぜる。

「生地を()して滑らかになったら、一時間ほど寝かせる」

「寝かせたあとはクレープみたいに焼くのね?」

「ああ、そうだ。寝かせている間に、中に入れる具材とスープを作ってしまおう」