翌朝。

 ケイトは家からほど近い森の中へ足を運んでいた。

 昨夜のうちに仕込んでおいた、イカの一夜干しと塩辛用のイカを取り込むためである。

 手頃な木と木の間に張ったロープに、ヒラヒラとイカの開きが吊り下げられている。

 イカの一夜干しは、表面が乾いてちょうど良くなっていた。

 食べる前に軽く炙ったら、こちらは完成である。

 塩辛の方も、ワタから水が出て、胴の表面が適度に乾いていた。

 このあとは、ワタを洗って塩を落としたあと、肝を絞り出し、胴は食べやすいように刺身のように切る。たたいて滑らかにしたワタとイカの胴を混ぜ合わせたら、塩辛はほぼ完成だ。