また眠気が戻ってきたのか、レティのまぶたが重そうに落ちかける。

 何度もまばたきをするまぶたをぼんやり見つめていると、まるで寝言のようにレティは言った。

「おかしいですよねぇ。勇者様はいないのに、使者を迎え入れるなんて」

「そう、ね……」

「だから私、調べてみたんです」

「えっ」

「そうしたら、どうやら勇者様はすでに見つかっているようで……」

「ええっ」

「やっぱり、驚きますよねぇ。それならそうと、追放を撤回するべきじゃないですか。なのにどうして、誰も何も言ってこないんでしょう?」