幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!

早朝練習

翌朝。

私はいつもより早起きして、学校へ行く準備をした。


南條くんと早朝練習!

唯斗くんと春馬くんはまだ寝ているみたいだった。

朝食はテーブルの上に置いてきたから、きっと起きたら食べてくれるだろう。


それにしても、足が軽い!

これから南條くんと特訓だなんて幸せだ。


るんるん気分で学校の体育館へ向かった。

体育館に着くと、すでに南條くんはすでにいて。

シュート練習をしていた。

私の存在に気付かないほどシュートをひたすらしている。


すごい。

すごい集中力だ。


その南條くんの格好良さに惚れ直す私。

だけど、私も練習するために体育館へ来たので、南條くんに声をかける。



「お、おはよう!」



南條くんがシュートする手を止めて振り返る。

それから、相変わらず爽やかな笑顔を浮かべて。



「有村さん。おはよう」



と、返してくれた。
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