幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
*第3章*

春馬くんの本音。

体育祭。

午後。

バスケの試合が始まる。


私たちのチームは順調に勝ち進んでいた。

私も今までの練習のおかげかシュートを決めて、チームに貢献することができた。


それにしても、琴音ちゃん……。

バスケが苦手って言っていたけど、嘘だよね?

私よりシュート入れているじゃん。

私よりドリブル速いじゃん。

フェイントまでかけちゃって。

どこが『バスケ苦手』なのさ。

琴音ちゃんのスポーツへの基準が分からない。


そう思いながらも私たちは勝利に向けて試合に挑んでいた。
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