幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!

輝く瞬間。

コンサート会場入りした私。

控え室でメイクや衣装の最終チェックを行っている。


微かに音楽が聞こえる。

唯斗くんと春馬くんの歌声……。

会場に響き渡る音って、結構大きいんだなぁ。

控え室まで聞こえる。

それが私の緊張に拍車をかける。


いよいよだ、と思えば思うほど手汗がにじむ。

オーディションでは緊張しなかったのに。

ベルプリュームのファンの目の前に立つってことだもんね。


受け入れてもらえるかどうか……。

でも、あれだけ練習したから……。


緊張で足が震えはじめる。

衣装係さんにも私が緊張していることは伝わっているだろう。

沢山話しかけてくれるが、うまく返せているか分からない。

緊張する……。


コンコン。

ドアがノックされたと思えば、開かれるドア。

そこには春原さんが立っていた。
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