オオカミ陛下の躾け方
「あのね。ユリウス陛下を、みんなに愛されるモフモフ属性ヒーローにしたいんだけど」
「ルグラン語でお願いできますか、お嬢様」
――こうして、ロワーレ城の夜は更けていった。