妙なものに懐かれてしまったが、手を出してしまったのだから仕方がない。

 自分で始めたことは最後まで貫き通す。それがマージェリーの矜持だ。

 そして今、初めて彼の心を聞く。

「いくら嫌われても構わない。ずっとそう思ってきたのに、君を見て羨ましくなった。弟と、皆と、きちんと向き合っていたい。今はそう願っている。――マージェリー。私も君みたいになれるだろうか?」

「なれる、なれないじゃない。なるんですよ、自分が望むのなら」

 両手を彼の肩に置いて、マージェリーは断言する。

 顔を上げたユリウスに、彼女は一番星のように微笑んだ。

「言ったでしょう? 最後まで責任もって、私がユーリ様を躾けて差し上げます」