いや、まあ。そうなるけど。断じて、そのために引き受けたわけじゃ。

 反論したいのはやまやまだ。けれども、恥じらいの籠った幸せそうな笑みが。ぴょこんと元気になった尖がり耳が。視界の隅でぶんぶん振られるふわふわの尻尾が。野暮なツッコミをするなとマージェリーにブレーキをかける。

 最終的に彼女は、黙って天を見上げる。そして、心の中で叫んだ。

(こんちくしょうめ!!)