「もしや陛下は、ユーリ様は、私のことが好きなのですか!?」

 顔を真っ赤にして答えを待つマージェリー。対してユリウスの反応は、散々だった。

「……は?」

 まず彼は、ぽかんと呆けて呟いた。まるで御伽噺の王子様のよう――実際、彼は王族であり、なんなら王である――に綺麗な顔の彼が呆けている様は、なかなかに見ものであった。

 しばし彼は考え込んだ。まず上に視線をやって。続いて下に視線を落として。散々悩んでから、改めて彼は「は??」と呟いた。

 質問がよく聞こえなかったのだろうか。そう判断したマージェリーは、もう一度同じ台詞を繰り返そうとする。

 けれども口を開いた途端、ユリウスに片手で制された。