期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
エピローグ*愛する人と共に…
*******
二週間後…

シンガポール港。
コンテナ貨物取扱量世界第二位。
港は観光地で有名なセントーサ島の対岸の東西に広がっていた。

私達は五人で一緒に客船を降りた。
改めて振り返り、船を見ると巨大で豪華な白亜の客船だったコトに気づいた。

「麻莉!!」

浩明さんが人混みをかき分け、私を見つけて抱き締めて来た。

「会いたかったぞ!!麻莉っ!!」

伊集院さん夫妻や槇村先生が居ると言うのに、彼は人目を憚らず、キスまでして来た。

「ひ、浩明さん!?」

「あ、いいよ…俺達が見てない振りするから…存分にキスしてくれ」

伊集院さん達が私達を気遣いそっぽを向いた。



< 201 / 207 >

この作品をシェア

pagetop