この結婚には無理があった・・・
俺の父親は三年前に自殺。
俺と父は同じ会社に居ながらも、ずっと仲たがいしていた。
先代の社長は先々代の田代社長の次男・高崎竣斗(タカサキシュント)が一年間だけ就任した。
苗字の違いは離婚して、母方に引き取られたからである。

そして、峻斗の後に『帝商フーズ』の取締役に就いたのが俺だった。

『帝商フーズ』が大手商事会社『帝和商事』の傘下に属した生活関連商品や食品分野だけを扱う系列会社。

俺の提案で食料品店『セボン』の経営にも乗り出し、それが見事に当たり、『帝商フーズ』の社名が世間に知られるコトとなった。

最近では独自のプライベートブランドの開発を手掛けていた。