「私は人とは違う」




これを聞けば、みんな誰もが私の事を、「中二病」だとか「イキってる」なんていうだろう。





だけど、私は決定的に人とは違うと思わされる日が来た。そうそれは、神様がイタズラを仕掛けるみたいに……。



その日は、ちょうど、昨夜先生から振られて一年経った頃だっただろうか。中学生三年の頃だった。


まだまだ、失恋の傷は癒えず、そんでもって受験生。休みたいのに、休めない。泣きたくなるようなこの状況でそれは起こった。


普段は私の事なんかそっちのけで、「勉強、勉強」と押し付けてくる母から「カフェに行かない?」と言われたのだ。(まぁ、受験生だったから、ピリピリしていたのだろう。勉強が苦手な私を分かっていたからこそ厳しかったんだと思う)





受験生だから、また「ちゃんとやってるんでしょうね?」なんて確認なんだろうなと私は思った。





「勘弁してくれ」





これが私の第一声だった。だけど、私は口には出さなかった。そして断りもしなかった。




だって、断ればまた面倒な事が起きると思ったからだ。喧嘩や討論が当たり前の毎日だったから、もう喧嘩する体力も残っていなかったのだ。




渋々私は「分かった」と母に伝えて、車に乗り近くのカフェ行くことになった。







「さぁ、着いたわね。好きなもの選んで。私が奢るから」





カフェに着いた私達は、レストランのウエイトレスさんの後をついていき、二人席のスペースに座ることに。




カフェのメニューは、ショートケーキ、いちごパフェ、ストロベリーアイス……いちごばかりのメニュー。




いちごでもよかったんだけど、なんだか、せっかく親と一緒に来たのだ。少し高いものにしよう。私は、メニューをまた一瞥して、決めた。





ホットケーキに、ありったけのバニラアイスに、いちごソースがかかった「ホットケーキアイスベリー」ってのを頼む事に。






当時中学生の私は、四桁の値段のする食べ物なんて見ただけで、高級なものだと感じていたものだ。





母はというと、普通のいちごアイスにコーヒーという、よくわからないチョイスを頼んだ。ここで、少し母の変人性が出ていると、笑った。これから言われる事も知らずに。





早速頼んだメニューが来た。私は目の前に出された「ホットケーキアイスベリー」に目が奪われ「美味しそー」と一言。





母は私が喜んでいる姿を見て、「そう……」と言った。この時私は、「自分が、母が、頼んだものが今更味気ないから、こんな物頼むべきではなかった」と思ってる。だから、母の表情がイマイチ暗いと思っていた。





「ねぇ……摩耶」




いただきますもせずに、フォークとスプーンを持って、食べ始めようとする私に母は問いかけた。





「何?」





その時私はあまりに、無防備で、心の準備ができていなかった。だから、傷口に塩を塗られるぐらいの勢いで、その言葉は私をえぐった。





「貴方はね……軽度知的障がいと、ADHD、発達障がいを持っているかもしれない」