冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
敏腕弁護士は脅しもお得意?

インテリア関係の会社『フォレスアート』に勤める私は、入社四年目の二十七歳。

大学を卒業後、金融系の会社で働いたあと退職し、興味を持ったインテリアコーディネーターの仕事に就いている。

大学は経済学部で、インテリアについてなんの知識もなかった。
しかし、一旦興味を持ったらのめり込み、慣れない製図に四苦八苦しながらもインテリアコーディネーターの資格を取り今に至る。


インテリア部に所属する私は、マンションや一軒家のリノベーションをいくつか担当していて、てんてこ舞いだ。

まだ一年目の後輩、尾崎智代(おざきともよ)さんの教育を任されているため、彼女と一緒に行動している時間が長い。

今日はその尾崎さんに関する件で、会社近くの『La mer TOKYO』という商業ビルに入っているカフェに赴いている。

そして窓際の席で上司である園田(そのだ)部長との話し合いの真っ最中だ。

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