仮面舞踏会の難攻不落の華と言われているレディ・バイオレット。
その謎めいた令嬢の正体は、中流階級の娘・リコリスで、普段は伯爵家で家庭教師として働いている。
生徒であるお嬢様二人の兄・オーランドは、何故かリコリスに冷たくあたっているのだが、そんな彼が本気で恋をした相手は――レディ・バイオレット!?
リコリスはオーランドを騙したまま逃げ切れるのか?
オーランドはバイオレットの正体に気付くのか?
……という、じれったい二人の恋愛ものです。
※なろう・カクヨム・アルファにも掲載してます。
※表紙はフリー素材をお借りしています。
目次
- 01、夜を騒がせる仮面の令嬢
- 02、わたしに冷たい伯爵家のご子息様
- 03、真面目な家庭教師の二重生活
- 04、夜の姿での遭遇
- 05、「弄んで捨ててはどうですか?」「無理ッ!」
- 06、まったくバレていないようです
- 07、偽バイオレット現る!?
- 08、突然の頼まれ事
- 09、幻想の中の恋
- 10、バイオレット不在の夜
- 11、危機
- 12、あやまち
- 13、俺のことを嫌っている貴女だから
- 14、重なる面影
- 15、奪われた仮面
- 16、「友人」
- 17、接触
- 18、強引な誘い
- 19、仮面の下に隠した想い
- 20、客人の訪問
- 21、チェルシー&ターニャのラブラブ大作戦
- 22、『私はあなたの愛を信じない』
- 23、……俺のことが嫌いになったか?
- 24、エトランジェで会いましょう
- 25、エピローグ