相思相愛マリアージュ(前)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
嫉妬
「今日も槇村先生、高屋夫人の元に来てたらしいわよ…遥先生」
「そう…」
雅君の心電図モニターを診ていると上村さんがこっそり教えてくれた。
「あれでは…高屋夫人が槇村先生の奥さんじゃない…遥先生、いいの?」
妻の私から見ても、奏弥さんの梓さんに対する入れ込みようは異常だった。
白衣のポケットに忍ばせた院内用のPHSが鳴った。
「はい、新生児科・槇村です」
――――あ、遥先生…マキのヤツ…倒れたからちょっと救命に来てくれない??
「えっ!?わ、分かりました…」
私は通話を切って、目の前の上村さんに雅君のモニターチェックを頼んだ。
「分かった…」
「じゃお願いします…」
私は救命に急いだ。
「そう…」
雅君の心電図モニターを診ていると上村さんがこっそり教えてくれた。
「あれでは…高屋夫人が槇村先生の奥さんじゃない…遥先生、いいの?」
妻の私から見ても、奏弥さんの梓さんに対する入れ込みようは異常だった。
白衣のポケットに忍ばせた院内用のPHSが鳴った。
「はい、新生児科・槇村です」
――――あ、遥先生…マキのヤツ…倒れたからちょっと救命に来てくれない??
「えっ!?わ、分かりました…」
私は通話を切って、目の前の上村さんに雅君のモニターチェックを頼んだ。
「分かった…」
「じゃお願いします…」
私は救命に急いだ。