お飾りにしか⋅⋅⋅なれない
14

···三周年


「LA・fonte」の3周年には
悠希さんと弁護士のケリーさんに
是非出席して欲しいと父の願いで
二人とも出席してくれる事に。

お世話になった会社関係の
皆様へも招待状を発送した。

その時に、
私達の婚約と史織達の婚約を
発表する事になった。

私達は、その日に合わせて
ドレスを選ぶ事になり
史織が、是非 お母様に
見て頂きたいと言うから
一緒に行き見立て貰った。

お母様は、私達二人の婚約を
とても喜んでくれていた。

私は一度失敗しているが
お母様は、
「紗雪は、必ず幸せになるから。
心配しなくても大丈夫。
史織は、今からは
自分の事と奏悟さんの事を
一番に考えなさい。
後の事は、全てをその次。
もう、あなたは、十分皆に
尽くしてくれました。
だから、これからは、自分の幸せ
自分達の幸せを大事に大切にしてね。
史織、本当に今までありがとう。
私も主人もあなたが居てくれたから
紗雪を任せられたの。
これからは、紗雪より奏悟さんよ。
奏悟さんと二人で
幸せになりなさい。」
と、言うと
史織は、
「えっ、紗雪様では?」
と、言うから
「史織は、私の大事は大好きな
友で姉で同士なの。
これからは、私に史織を守らせて。」
と、言うと
史織は、ポロポロと涙を溢して
私達は、三人で泣いてしまい
お店の方を困らせてしまった。

三周年に向けての準備で
バタバタと過ごす事になった。
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