お飾りにしか⋅⋅⋅なれない
16

···いつまでも


悠真が1歳になって
史織のお祝いに帰国した。

立花の両親に
悠真を見せたかったのもあり。

史織と奏悟さんの子供は
双子だった。
エコーではわからなかったみたいだ。

史織は、帝王切開で出産をした。
男の子は、奏( かなで )君 お兄ちゃん
女の子は、史( ちか )ちゃん

二人とも凄く可愛くて
生田の両親も子育てを手伝っていた。

立花の両親も手をかしているみたいだ。

史織と紗雪は、再会を喜び
立花の両親は、悠真を見て
またまた、喜び。

その日は、生田家と立花の両親と
賑やかに過ごした。

「LA・fonte」も順調そうで良かった。

いつまでも、お客様に愛される
デパートであって欲しいと
紗雪は思っていた。

史織がいれば、それは問題ないと
口にすることはない。



辛く、悲しい事もあった。

だけど、史織が居てくれたから
乗り越えられた。

それでも、投げ出してしまい
史織には申し訳なかったが
悠希さんに救って貰えた。

二人がいなかったら
 今の······私は·····いない·····

二人に感謝しながら
 この先も生きて行きたい。



 いつまでも····かけがえのない友で姉

       の 史織。


 いつまでも····愛してやまない夫

       の 悠希さん。


 いつまでも、
 
    いつまでも····共に····


            完
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