「誰が気持ち悪いだ!!」

胸倉をつかみ上げられそうになったのを慌てて、止めた。

「いいんですか!?素敵な直真さんのイメージが台無しになりますよ!?」

「お前っっ!」

「猫かぶってると大変ですね。精神的に」

直真さんがこいつっ!というように睨んでいたけれど、気づかないふりをした。
怒るとマジで怖いから。

「#左遷__させん__#されるって噂よ」

「子会社行きって本当?」

「会長に対する態度が悪かったものね」

ん?左遷?子会社?
誰が?
ふと、いつもと違う噂話が聞こえてきて、隣の直真さんを見ると苦い顔をしていた。

まさか―――転勤!?

怖くて私はきけなかった。