西岡三兄弟の異常な執着
面接
「はぁ?
日給五万!!?」
水樹(みずき)は、雑誌を見て思わず声を荒らげた。

45歳の水樹は、突然のリストラで途方に暮れていた。

不景気や年齢のせいで、なかなか仕事が見つらない。
貯金も底をつき、もう…生活費も払えなくなり路上生活を考えているところに、この雑誌を見つけたのだ。

仕事内容は、西岡電力グループの屋敷の方々の世話や家事全般。
要するに、家政婦だろう。
家事は得意な方だ。


しかも!
あの“西岡三兄弟”の屋敷。
イケメン三兄弟とお近づきになれる。


水樹は切羽もつまっていたのもあり、あまり深く考えることもせずに、面接に向かったのだった。






まさかこれが、地獄の日々の始まりとは夢にも思っていなかった━━━━━━━━




この時はまだ…………
< 2 / 93 >

この作品をシェア

pagetop