妊娠前提マリアージュ~強面の海運王の身ごもり妻、赤ちゃんの誕生日が二人の離婚予定日~
俺は美晴を無理やり抱いて、犯罪を犯しているかもしれない。
俺は最低な男だ。
「…幾ら結婚するからって…それは許されないコトですよ…凪良社長」
阿部さんは同性として俺を軽蔑した。
「…そうだな…凪良社長は最低な男だな」
氷室社長も相槌を打つ。
「それは俺が一番分かってる…」
「…子供を中絶すると言われても…止めるコトは出来ないな…」
「ま、待ってくれ…それは…」
「今までの非を詫びて、身重となった奥さんを労わり、関係の修復を図るしかないですよ…」