私は天使に侵されている
交際と同棲
それから“デートしよ”と言われ、バイクを走らせていた。

「着いたよ!」
「う、うん」
「大丈夫?美麗」
「うん…」
来夢に支えてもらい、バイクを降りた。

「ここは?」
「ん?ただの埠頭。ここの景色、スッゴく綺麗なんだよ?
……………うーん。時間、間に合ったみたいかな?」
スマホで時間を確認した来夢。
「え?」
「見て?」
来夢が指差した方を見る。

「━━━━━━!!
凄っ!綺麗………!!」
ちょうど日没時間で、大きな夕日がゆっくり落ちていく。
「凄いでしょ?ここ…穴場なんだぁ!」
「うん…素敵……
連れてきてくれてありがとう、来夢くん!」
来夢を見上げ、微笑んだ美麗。

「━━━━////」
「え?来夢くん?」
「美麗、可愛いくて綺麗……」
「そ、そうかな////
ありがとう。でも…来夢くんの方がよっぽど……////」

来夢が美麗の頬を両手で包む。
「美麗、もっとよく…顔見せて?」
「フフ…恥ずかしいね////」

そして口唇をなぞった。
「美麗…大好きだよ……」
二人の口唇が重なった━━━━━━

そしてこの時から………
夢野 来夢という“悪魔を隠した天使”が美麗の心に侵食し始めた。

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「えーーー!!
ど、同棲ーーーー!!!」
「そう。美麗とできる限り、放れたくないの。
ダメ?」
「で、でも!今でもお隣同士なのに……」

そうなのだ━━━━━
来夢に出逢った次の日、送って帰りたいと言われ家まで案内した美麗。
そのまた次の日突然隣の住人が引っ越し、次の週にはなんと来夢が引っ越してきたのだ。
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