それは、彼女の見事な空中回し蹴りから始まった。






「おじさん、大丈夫?」







才色兼備の最強女子高生

柊美琴(ひいらぎ みこと)が

初めて恋をしたのは、







「…ええと、君は、大丈夫…?」








三十路手前のお人好し商社マン

時山純(ときやま じゅん)。








「純さんは、好きな人、いるんですか」

「…いても美琴ちゃんには言わないよ。」



簡単にはいかない15歳差の恋。









「こっちも見てよ。美琴ちゃん。」

「……かわいい。食べちゃいたいなぁ。」



美琴を翻弄する容姿端麗な銀髪大学生

名取歩(なとり あゆむ)。






「…私、歩さんに遊園地、誘われますかね」

「誘われるだろうね」

「…行くって言ったら、どうしますか」

「……行ったらいいんじゃない」

「…」

ベシッ!

「いてッ!」





なかなか壁をどけてくれない純に翻弄される日々。





「好きでいたい。好きでいさせてください。」


ひたすらに真っ直ぐな美琴の想いと








「怖いんです……、不幸にしてしまうのが」


美琴を大事にしたい純の想い












「…可愛い。」


「!」


「はぁー、ダメだ…ダメ。
俺、やばいことしちゃいそう。」








やばいこと



……して欲しい。

















ピュアな美琴と不器用な純の



下手くそな初恋物語。









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