ボトルメール
「いいんですよ。ちらっと見てだいたい形態はわかりましたから」
さすが俺らのマネージャーだ。
言い忘れていたが佐伯の母親はプロのバスケ選手だ。
「さすがだな、頼もしい。」
俺は空を見ながらそう呟いた。
「マネージャーとして当たり前です!そういえば彰先輩は観に来るんですか?」
「あ、うん。来るって言ってたよ」
「じゃあ先輩の好きな人は来るですか?」
ちょっと嫌味を言うように俺に向かってそう聞いた。
「だーかーらー好きな人じゃないってば。でも楓は来るか分からないなぁ」
「好きな人って言っただけなのに楓先輩の名前が出るところ、流石です」
佐伯は軽く手を叩きながら、そして笑いながらそう言った。そして今度は真面目な表情を浮かべながら、
「でも、彰先輩は来るんですね。良かったぁ」
佐伯は安心したような顔をしながらそう呟いた。
「そーだな。かっこ悪いところは見せられないからな」
すると今度は再びからかうように笑顔で、
「俊先輩の好きな人が来るかもしれないですからね」
「だから違うってば……」
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