みうとうみ ~運命の出会いは突然に~
第3章 梅干しと漬物
「うーっ」
カーテンの隙間から差し込んだ朝日に直撃され目が覚めた。
頭が割れるように痛い。完璧な二日酔い。
「……!」
そのとき、気づいた。部屋の隅で何かごそごそ動く気配に。
「……おはよう」男性のかすれ声。
えっ、な、なんで!?
記憶がまったくない。
わたしはあわてて、くるまっていたブランケットをはがすと、自分の服装を確かめた。
昨日のまま。寸分も変わりは……ない。
「正体のない女襲うほど、がつがつしてないって」
わたしの態度で察した彼がそう答えた。
恥ずかしくなって、もう一度ブランケットを顔まで引き上げた。
少し経つと、キッチンのほうで蛇口をひねる音がして、それからこっちに近づく気配。
わたしは恐る恐る顔を出す。
カーテンの隙間から差し込んだ朝日に直撃され目が覚めた。
頭が割れるように痛い。完璧な二日酔い。
「……!」
そのとき、気づいた。部屋の隅で何かごそごそ動く気配に。
「……おはよう」男性のかすれ声。
えっ、な、なんで!?
記憶がまったくない。
わたしはあわてて、くるまっていたブランケットをはがすと、自分の服装を確かめた。
昨日のまま。寸分も変わりは……ない。
「正体のない女襲うほど、がつがつしてないって」
わたしの態度で察した彼がそう答えた。
恥ずかしくなって、もう一度ブランケットを顔まで引き上げた。
少し経つと、キッチンのほうで蛇口をひねる音がして、それからこっちに近づく気配。
わたしは恐る恐る顔を出す。